2010年03月18日号
4:住友大阪セメント~事業継続へ大幅値上げ
住友大阪セメントは7月から12年3月末までにセメントの販売価格を㌧当たり2000~2500円上げる。大幅な値上げにより環境事業(産業廃棄物リサイクル収入)に頼らずに、セメント事業を継続できる収益構造の構築を目指す。
来月から販売店を通じて生コンなどユーザーに値上げ額を提示、交渉を開始する。セメント事業と環境事業の分離を目指した今回の値上げは公平・透明な価格体系の構築に向けた起点になりえる。今後、SS単位に価格を設定・公表する完全SS渡しなどに発展する可能性もある。