セメント協会は2月28日、今年度のセメントの国内需要が前年比5.8%減の3860万トンになる見通しだと発表した。当初予想は4100万トン。上期の折り返し時点で4000万トン割れは確実視されていたが、予想以上に需要の回復が遅れており、3900万トンにも届かない。新型コロナウイルスが1年を通して直接的、あるいは間接的に需要の足かせとなっている。2021年度の国内需要は小幅増の3900万トンと回復は限定的となる見込みだ。
<<BACK
コンクリート新聞の購読をご希望のお客様は、こちらからお申し込みください。