2009年04月02日号

1:生コン需要今期見通し～３９年ぶりに１億立方メートル割れ

　２００９年度の生コン需要が３９年ぶりに１億立方メートルを割る見通しだ。全生連（全国生コン工業組合連合会、同協同組合連合会）が３０日に発表した０９年度の需要見通し（非組合員は推定）は前年度見込みと比べ８・７％減の九千二百五十三立方メートルと、７０年度（九千六百四十七立方メートル）水準まで落ち込む。１６都道県（工業組合）で２ケタマイナス予想。増加予想は富山、奈良、京都、長崎の４県にとどまる。ただ、需要見通しには政府の経済対策はほとんど織り込まれていないことから、公共工事の出方次第では官公需が上振れする可能性もある。