2009年04月09日号

４：二次製品～鉄筋下落も収益好転せず

　昨年初頭から続いてきた鉄筋や重油などの諸資材価格が落ち着きをみせてきた。二次製品各社の経営に大きな影響を与えてきた異形棒鋼の価格は２００７年末とほぼ同水準まで下がり、重油価格も昨秋から下落し続けている。しかし、鋼材価格は０３年以前の水準のほど遠く、二次製品各社では依然として高値安定が続くと予想する。公共工事、民間工事ともに減少が続き、出荷量を増やすことで収益改善を図ることが難しい。そこで各社は、これまでに打ち出した新価格の浸透、維持につとめている。