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2019年05月16日号

1;RC造低下に歯止め、S造ボルト不足で工期遅延

生コン原単位(使用量)の多い鉄筋コンクリート(RC)造のシェア低下が止まる気配が出てきた。2018年度の建築着工床面積は前年比1.5%減の1億3107万9千平方メートルとなった。このうちRC造は0.7%減の2265万5千平方メートルとなり、構造別の構成比は0.1ポイント増の17.3%と2年ぶりに増加した。RC造と競合する鉄骨(S)造は2年連続で5000万平方メートルの高水準を維持し、構成比も0.1ポイント増の38.2%となったものの、近年はボルト不足による工期遅延が顕在化しており、さらなるシェア拡大は困難とみられる。こうした中、全国生コン両連合会では19年度からRC造の優位性をPRしていく方針だ。