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2019年02月14日号

3;炭価高・値上げ遅れ~セメント4~12月

セメント5社の2018年4~12月期の連結決算が12日、出そろった。売上高は全社が増収を確保したものの、純利益は太平洋セメント、トクヤマが増益、残りの3社は2ケタの減益と明暗が分かれた。中でも、住友大阪セメント、三菱マテリアルは減損損失の計上などにより5割、7割それぞれ縮小した。セメント部門は太平洋が増収増益、4社が増収減益だった。石炭価格の高騰が主因。コスト転嫁の値上げも総じて遅れ、収益力が低下した。