2019年01月31日号

4;内需微増の４２３０万トン～昨年のセメント

セメント協会が２５日発表した２０１８年暦年のセメント国内需要は、前年比０・２％増の４２３０万トン（３月輸入は見込み）で、２年連続の増加となった。オリンピック・パラリンピック関連工事や大規模再開発工事が本格化した関東一区や新幹線延伸工事が盛期入りした北陸などがけん引した。生コン向け販売は０・７％増の２９８２万９千トンで、構成比率も７０・７％と０・１ポイント増加した。一方、コンクリート二次製品向け販売は２・２％減の５７３万６千トン、構成比率は０・４ポイント減の１３・６％となり、現場打ちからプレキャストへの置き換えは一巡した可能性もある。