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2008年11月13日号

2:大分地区協組が解散 同一地区で2回目

 大分地区生コンクリート協同組合(大分市)が解散する。同一地区で2回目の協組解散は極めて異例だ。07年度に共販を停止し、協組は休眠していた。
 現在、建設物価によると、大分市内の生コン市況は5800円で全国最安値。県下では郡部の協組が昨年から、セメントなど諸資材高騰分を価格転嫁しており、「今は実勢価格で約3倍の価格差がある」(市場関係者)という。全国的に陥没市場の再建が進むなかで、大分市内の低迷がより際立っている。
 同協組の解散で生コン業界の生命線といわれる共販の受け皿がなくなった。価格低迷の長期化が懸念されている。