2008年10月30日号
1:APPセメントTF~省エネ・環境保全の技術集を日本主導で作成
クリーン開発と気候に関するアジア太平洋パートナーシップ(APP)のセメントTF(タスクフォース)会合が24日に経団連会館で開かれ、メンバー国の日本をはじめ、7か国の関係者約50名が参加した。二酸化炭素(CO2)の排出原単位の削減ポテンシャルについて未提出の中国、インド、カナダの3か国が早期に提出する考えを表明した。また、省エネ・環境保全のための技術集を、来年初めを目処に作成することで合意した。一方、経済産業省は22日、排出量取引の国内市場の試行的実施および国内クレジット制度の募集を開始。セメント業界は、削減効果は限定的として排出量取引の導入には反対の立場だが、今回の試行には基本的に参加する考えだ。