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2008年10月30日号

3:神奈川工組~六会問題「耐久性問題なし」 定点観測や継続

 六会コンクリートによる溶融スラグの生コン混入問題で、神奈川県生コンクリート工業組合調査対策委員会(池田尚治委員長=横浜国立大学名誉教授)が22日、横浜市内で中間報告を行った。同委員会は、生石灰を混入した生コンを製造して人工的にポップアウトを発生させた供試体の圧縮強度、静弾性係数などの性状を調べた。その結果、細骨材の30%を溶融スラグ骨材に置換しても「長期的な耐久性に問題なし」とした。
 その一方で、長さ変化・中性化促進試験の結果、ポップアウトが発生した擁壁の定点観測を続けて来年4月頃には最終報告をまとめる予定。