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2008年10月23日号

1:コンクリート舗装 普及を後押し 学協会で研究活発化

 コンクリート舗装の耐久性、構造などに関する研究が活発化している。背景には原油高に伴うアスファルト価格の上昇、長寿命化などによる環境負荷の低減、コンクリート舗装の技術の伝承などがある。セメント協会では2年前からLCC(ライフサイクルコスト)の調査に取り組んでいるほか、土木学会、日本道路協会も専門の組織を設置して設計や施工などの調査・研究を始めた。また、昨年から独立行政法人土木研究所、東京農業大学、石川工業高等専門学校、セメント協会の4者で「コンクリート舗装の構造設計の高度化」に関する共同研究がスタート。実地調査に加えて、土研実験場にコンクリート舗装を施設して耐久性や構造を検証中だ。学協会らによる調査・研究がコンクリート舗装の普及を後押しすることが期待されている。