2008年10月09日号
2:人吉球磨協組~地元建協と生コン一括取引を開始
人吉球磨地区生コンクリート協同組合(熊本県人吉市、瀬河教助理事長)は地元の建設業協会と生コンの一括取引を始めた。諸資材高騰に苦しむ生コンと組織率強化やコスト削減を期待する建設の思惑が一致。8月末に契約を締結、9月1日出荷分から運用を始めている。
同協組は昨年からセメントや骨材、原油など諸資材高騰のため、県建設業協会人吉支部に値上げの要請を行っていた。一方で同支部は同協組に共同購入の案を提示し、両者で協議を重ねていた。この結果、建設協会の支部会員は、同支部が運営する人吉建設会館を取引窓口とし、生コンの共同購入することに決まった。この共同購入によって、生コン協組は、生コン価格の安定と価格の早期反映、建設協会には組織率強化、支部会員には資材調達コストの削減、越境対策が期待できる。