2008年09月11日号
2:竹中工務店~世界初 200Nを実用化
竹中工務店は3日、優れた耐火性と、世界初となる圧縮強度200N/平方ミリメートルを併せ持つ超高性能(APC)コンクリートを実用化し、同社技術研究所内に建設中の新耐火実験棟に適用すると発表した。
従来までの高強度コンクリート技術にポリプロピレンなどの合成繊維と鋼繊維を同時に混ぜるハイブリット型を採用することで耐火性を向上。セメントは従来までの超高強度コンクリート用セメントよりも強度発現性の高い鉱物組成に改良し、シリカフュームプレミッククスセメントを採用している。併せて竹本油脂と共同で分散性の極めて高い高性能減水剤を開発し、水セメント比10%程度での練混ぜを可能とした。適用に際しては国内で初めて設計基準強度200Nまでの国土交通大臣認定を5月15日付で取得した。