2008年07月31日号
5:日コン~杭の保持装置開発 安全施工へ期待高く
日本コンクリート工業(東京・港、網谷勝彦社長)は、プレボーリング工法(外堀り工法)用の杭の保持装置を開発した。簡便な装置で構成し、杭を保持する動力源も従来の油圧をそのまま使う。杭の接合が終わった後、自重で沈接し、次の接合部で保持し、接合作業を繰り返す。径は1200㎜、荷重は70㌧まで対応する。同社では現在、現場投入に向け各種試験を行っている。現場の反応は非常に良く、秋以降、大径杭の施工事例が多い関東地区へ投入する。杭の保持は大径化と合わせて難易度が上がっており、安全施工に向け杭の保持装置に対する期待は高い。