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2008年07月24日号

2:三多摩協組乾燥収縮試験~石灰石置換率75%で大幅低減

 三多摩生コンクリート協同組合は、コンクリートの乾燥収縮ひずみに関する試験結果報告書をまとめた。同じ硬質砂岩系砕石でも産地などによって乾燥収縮ひずみに大きな差がでること、石灰石の混合による低減効果などをまとめた。
 硬質砂岩系砕石(5産地)を使ったコンクリートの乾燥収縮は、最大値834μ、最小値558μとなり、産地によって差が生じた。また、硬質砂岩に対する石灰石の混合割合を50%、75%、100%と変えて乾燥収縮ひずみとの関係を調べたところ、50%で561μ、75%で504μ、100%で479μとなり、硬質砂岩系砕石を100%使った基準配合(627μ)に対する低減率はそれぞれ11%、20%、24%となった。