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2008年07月10日号

2:九州~値上げ表明相次ぐ 鹿児島は市場安定化へ動き

 九州地区の生コン協組がセメントや骨材、原油など原材料高騰を受け、値上げを相次いで表明している。九州地区では諸資材高騰による価格転嫁が遅れていた。
 熊本県では全協組が価格改定に動いており、今後の浸透状況に注目が集まっている。熊本中央生コン協組(熊本市)は4月1日新規契約分から生コン価格を1000円引き上げ1万円(18・18・25)とした。宮崎県、大分県も多くの協組が値上げを実施している。県北生コン協組(延岡市)が1500円アップを達成したのを皮切りに、西諸、都城が6月から1000円アップを表明するなど、値上げの動きが活発化している。
 鹿児島市内は員外社との競合、新設プラントなどの問題が山積。協組は員外社との加入交渉を進めており、市場安定化に向けて動き出した。