2008年07月10日号
3:ハザマ~溶融スラグの膨張抑制 フローリックと共同開発
ハザマとフローリックは2日、溶融スラグの膨張抑制剤「フローリックRES」を開発、販売を開始したと発表した。溶融スラグをコンクリート骨材として使用すると、溶融スラグ内に残留する金属アルミニウムがコンクリート中のアルカリと反応して水素ガスを発生、ポップアウトなどが生じて強度や耐久性の低下を招くことが問題とされてきた。同製品は、液体の薬剤で磨砕処理中のスラグに添加することで、金属アルミニウム表面に酸化皮膜を形成し、アルカリとの反応を抑制する。
販売価格は1㎏当たり900円。膨張性のある溶融スラグのコンクリート用細骨材としての利用を可能とするため、溶融スラグの有効利用率を向上させ、資源循環型社会の構築に大きく貢献する。