2016年06月23日号
4;低炭素コン材料供給を強化~日鉄住金高炉
地球温暖化など環境問題を背景に、セメント・コンクリート分野においてもCO2(二酸化炭素)の削減、すなわち低炭素化が求められている。ゼネコン各社は高炉スラグ微粉末やフライアッシュなど産業副産物を多用してセメントの使用量を減らす低炭素型コンクリートを開発、実用化している。日鉄住金高炉セメント(北九州市)は「国家的課題である低炭素化社会の構築に向けて、低炭素型コンクリートという新しい市場づくりに貢献していきたい」(大嶽昇営業部長)とし、今後、首都圏、中京圏など向けにプレミックスセメントを含め高炉スラグ微粉末の供給を増やす。