文字サイズ(変更方法 文字サイズを大きく 文字サイズを小さく
2008年06月19日号

1:乾燥収縮試験~東京、大阪は大半が実施

 セメントジャーナル社はこのほど、生コン工場を対象にコンクリートの乾燥収縮試験の実施状況、乾燥収縮基準値設定への対応策などに関するアンケート調査を行った。首都圏中心部、および大阪などの生コン工場がすでに試験を実施しているのに対して、それ以外の地域は試験の実施例がまだ少なく、その違いが調査結果に明確に現れた。乾燥収縮基準値が土木・建築両学会の基準類に盛り込まれ、あるいは盛り込まれる見込みであることに伴い、何らかの対処が必要になるとみているかどうかについての回答は、「わからない」が回答中の約4割と最も多かった。「試験の結果次第」も含めて「対策が必要になる」との回答は約4分の1で、内容は骨材の変更、混和剤(材)の使用、配合の見直しなどだった。