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2008年06月19日号

3:福岡協組~10年ぶりの値上げ検討

 福岡地区生コンクリート協同組合(福岡市)が値上げを検討している。協組は約10年前から共販価格を10500円(18・18・25)に据え置いているが、4月からのセメント値上げがエリア内でほぼ浸透、さらに砕石も1立方メートル当たり200円のアップを求めており、組合員からの値上げ要請が強くなっていた。協組内でも「価格転嫁やむなし」の意見でほぼ一致しているものの、具体的な実施時期や上げ幅に関しては意見が割れている。今後、越境や員外社対策、需要の回復状況などを見極めながら、結論を出すことになりそうだ。同協組の値上げによって、諸資材高騰の価格転嫁が遅れている九州全域へ波及する効果が期待される。