2008年06月19日号
4:パイル08年見通し~4・8%減の390万㌧見込む
昨年6月の建築基準法改正から1年が過ぎ、建築確認申請の遅れによる工事の延期などの影響を受けていたコンクリートパイルの出荷も徐々に戻りつつある。コンクリートポール・パイル協会(松原範幸会長)の需要動向調査委員会がまとめた今年度のパイル出荷見込みは、前年比4・8%減の390万㌧(節杭・摩擦杭含む)。シャープ堺工場向けの出荷を除くとほぼ昨年度並みになりそうだ。しかし、下期の見通しには不透明感があり、業界を取り巻く環境は依然厳しい。