2016年04月14日号
2;下振れリスク残る~関東一区生コン協組出荷
関東一区で生コンの共同販売事業を実施する14協同組合の2015年度の出荷数量は前年比10・7%減の1189万6千m3となった。2年連続の減少。東京都心など一部を除きマンションなど民需が不振で、当初予想(1337万5千m3)に対し148万m3下振れた。神奈川、湘南は2年連続で過去最低を更新したほか、埼玉中央も最低出荷を記録した。16年度は増加に転じる見通し。東京地区は増加基調を持続するとともに、これまで不振だった協組が反動増を見込む。ただ、景気が足踏み状態の中で民需が巡航速度に戻るかどうか不確定。下振れリスクは依然として残る。