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2015年10月15日号

3;生コン需要、総じて不調~関東一区

関東一区の生コン需要は総じて不調だ。需要が東京地区など一部の地域に集中する状況はいっこうに変わらず、生コン協同組合によっては出荷の前年同月割れが1年以上続く。マンションなど主力の民間需要の停滞に加え、着工の遅れ、あるいは先送りなどが要因とされている。下期回復の期待度も一時期より後退しており、停滞状況はなお続く公算が大きい。関東一区の主要10協同組合の2015年度上期(4~9月)出荷数量は、東京地区、千葉西部、千葉北部の3協組を除いた7協組で前年実績を下回った。このうち埼玉中央、湘南は3割超の大幅減少だった。大型工事が終わった反動減、民需の不振、着工の先送りなどが重なり、下押し圧力が強まった。