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2008年04月03日号

3:太平洋セメント~10中計を策定 コスト転嫁し収益強化

 太平洋セメントは31日、08年度から3年の10中期経営計画(10中計)を策定したと発表した。基本方針に「コア事業であるセメント、資源事業に経営資源を集中し、国内・国外のバランスの取れた収益構造を構築する」を掲げ、成長戦略を展開し「環太平洋におけるリーディングカンパニー」を目指す。国内セメント事業ではコストアップの価格転嫁と合理化を進め、同事業の10年度の連結営業利益を228億円と07年度見込みに対し101億円増やす計画。また、3年で2900億円の設備投資を計画、このうち5割強を海外に投じ米国での川下事業の強化などを図る。1日にトップに就いた徳植桂治社長のもと新体制で10中計の達成を目指す。