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2006年12月07日号

1:需要減も戻りコンは増加、関東一区で突出

 戻りコン・残コンの発生量が増加している。全国生コンクリート工業組合連合会が今年度、組合員工場を対象に実施したアンケートの結果によると、1工場当たりの月平均の戻りコン・残コン発生量は39m3と、97年度の前回調査に比べ6・6m3(20・4%)増えた。関東1区が突出しており、月平均143・8m3と28・4m3(24・6%)増えた。1工場当たりの出荷数量が多いこともあるが、戻りコン・残コンは一般に建築工事で発生しやすいとされており、関東1区は民需割合が7割弱に上る。また、その廃棄費用は業界全体で100億―150億円と推定されている。