2006年11月09日号
1:生コン価格の動向~組織率アップが値支えの根幹
生コンの価格は全国的にまだら模様だ。価格が大幅に上がった地区がある反面、陥没価格が長期化していたり、じり安状態や急落したところも少なくない。価格低迷の主因は員外社。今年度上期の生コン出荷は、組合員が前年より1・5%減少した反面、員外社は5・6%増加(推定)した。市場占有率も0・6%ポイントアップの11・5%と上昇に転じている。
協組価格と員会社価格が天びんにかけられ、員外社価格に引きずられるかたちで地域の市況が軟調になるというケースが多い。そのため、協組は組織率を高めることが市場の再建、値支えの根幹として、総じて員外社の加入を積極化している。