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2025年05月15日号

2;石灰石の輸出拡大へ~歩留まり改善目指す

石灰石メーカーが鉄鋼やセメント向けの輸出拡大、石灰石骨材の拡販に目を向けている。国内の高炉休止、セメント需要減の影響で、鉱山のマテリアルバランス改善が大きな課題となっている。足元では、台湾向けのセメント用石灰石の輸出が軌道に乗り始めたこともあり、鉱山の歩留まり改善に向けて、輸出志向を強めている。国内では全国的な骨材資源の枯渇化や既存骨材業者の廃業などを受け、需給が引き締まっている地域が増えつつあることから、そうした地域への骨材供給で、石灰石鉱山の歩留まり改善を進める考えだ。