2010年07月08日号

1:品質向上基本方針～熊本工組が問題提起

　品質向上に向けた課題への取組みに関する基本方針案を巡って、生コン業界の意見が割れている。基本方針案は全生連の６月２４日の通常総会には上程されなかったものの、協組連の総会では賛否の意見が出ていた。
熊本県生コンクリート工業組合（味岡和國理事長）は１日に基本方針案に対する問題提起を各県生コン工組に送付し、同工組の立場を表明した。問題提起では「『自らを律するため』とあるが、自らを律する必要のあるような生コン工場はごく一部ではないのか。その一部への対応をそれ以外の多くの工場に対してもＪＩＳ化することで強制するのは納得できない」としており、個別項目ごとにも問題点を列挙した。