2022年12月01日号
5;構造部材を3DP製作~大林組
大林組は11月18日、同社の技術研究所(東京都清瀬市)で建設中の3Dプリンター(3DP)実証棟の建屋を報道陣に公開した。5月着工、8月から壁のプリントを開始したもので、来年1月に躯体が完成、仕上げ工程や外構工事を経て2月半ば頃に竣工する予定。建築物への適用を想定し、セメント系材料を用いた3DP建築物として、国内初となる建築基準法に基づく建築確認、国土交通大臣認定を取得して鉄骨・鉄筋不要の実構造物を構築する。壁材や曲面構造のスラブなど、すべての地上構造部材を3DPで製作し、同技術による耐震構造を実現。傾斜のきつい階段を設け、複数階への展開も可能にしている。