セメント輸出が減速している。石炭価格の高騰で製造コストが膨らみ、輸出採算が悪化しているためだ。フレート(船運賃)の高止まりも背景にある。セメント各社は、不採算の仕向先への出荷を絞ったり、スポット契約を制限したりするなど輸出抑制へと舵を切っており、セメント協会が8月25日発表した7月の輸出数量は前年同月比24.1%減の64万6千㌧と4か月連続で前年を下回った。
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