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2022年05月12日号

5;現場で残・戻りコン処理~鹿島建設

鹿島建設は4月26日、建設現場内で液化炭酸ガス(CO2)を使って、残コン・戻りコンをゼロにするシステムを確立し、実証実験を行ったと発表した。大規模な建設現場で一般的に設置される濁水処理設備に簡易な振動式ふるいなどを追加して構成。残・戻りコンはこの設備で再利用可能な粗骨材、CO2を吸収・固定化した処理土、pHと濁度を下げて外部に排出可能な水の3つに分離する。同社の坂田昇執行役員土木管理本部土木技術部長は「簡易な設備のため半年後には実用化できる。他社でもすぐに展開可能」とし、場合によっては同業他社への技術公開も視野に入れている。同社はこの設備を、建設現場におけるCO2と残・戻りコン削減に役立てる意向だ。