2021年10月14日号
1;生コン需要勢い欠く~関東一区上期出荷
関東一区の生コン需要が依然として勢いを欠いている。コンクリート新聞社の集計によると、1都3県で共同販売事業を行う生コン15協同組合の2021年度上期(4~9月)の生コン出荷数量は前年同期比1.9%減の502万9千立方メートルとなった。人手不足などによる建設工事の着工・工程遅延がおおむね共通の要因。新型コロナウイルス感染症も需要回復の足かせになっているもようだ。関東一区最大の東京地区は緩やかな需要回復過程にある一方で、埼玉中央や三多摩は今年度の出荷が過去最低を更新するペースで推移するなど、荷動きは地域によってまだら模様となっている。