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2021年07月29日号

2;4~6月、予想に反し前年割れ~セメント販売

セメント需要が依然として勢いを欠いている。セメント協会が22日発表した6月の国内販売(輸入)は前年同月比1・7%減の330万6千トンとなった。3か月連続の前年割れ。この結果、今年度第1四半期(4~6月)の販売は922万4千トンと前年同期に比べて1・8%減った。セメント各社は、1回目の緊急事態宣言が発令された昨年度の第1四半期が大きく落ち込んだ反動増を見込んでいたものの、予想に反して厳しい出足となった。同協会は建設工事におけるセメントの原単位低下などの構造要因などが需要の伸びを抑え込んでいると分析している。