2021年02月18日号
1;設計でスランプ値明記へ~生産性向上協議会
国土交通省は9日、Web方式で第10回コンクリート生産性向上検討協議会(前川宏一会長)を開き、設計段階で原則、コンクリートの施工時のスランプ値を記入することを決めた。同協議会は2017年3月に標準的な構造物のスランプ値を12cmとする「流動性を高めた現場打ちコンクリートの活用に関するガイドライン」を策定し、国交省は翌4月に各地方整備局へ通知していた。ただ、19年度の調査では設計段階でスランプ12cmとした現場は17%、施工段階でも41%にとどまった。これを受け、同省は設計の成果品にスランプを記入することを原則化し、年度内に通知する方針だ。