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2020年12月17日号

3;フライアッシュ採用例を紹介~FA協会講習会

日本フライアッシュ協会(塩川和幸会長)は2日、東京・豊洲の豊洲文化センターで講習会を開いた。フライアッシュ(FA)の利用に関する研究・実例を中心に、有効活用に向けた各社の施工事例、イメージアップの実例などを発表した。今年は新型コロナウイルス感染症の影響で、Web聴講も実施。過去最高の90人以上が参加した。特別講演では日本大学の岩城一郎教授が「東北発フライアッシュによるコンクリート構造物の高耐久化を目指して」の題で講演。「ロハスの橋(丈夫で長持ちする橋)プロジェクト」に取り組み、タイプの異なる6種類のRC床版を製作。1年間にわたる実測データを収集したほか、耐久性試験のデータを基に100年先の耐久性を予測した結果を踏まえ、多重防護を施した高耐久コンクリートの復興RC床版に実装した事例を紹介した。