2020年12月03日号

1;生コン値上げ広がる、関東一区

関東一区で生コン値上げの動きが広がっている。骨材価格や物流費、廃棄物処理費が上昇しており、加えて長時間労働の上限規制など働き方改革で人件費負担が重みを増しているためだ。東関東生コン協同組合、埼玉県北部生コンクリート協同組合、神奈川西部生コン協同組合も相次いで追随した。需要は、地域によって濃淡はあるものの、全般に底堅く推移しており、値上げに追い風が吹く。その一方で、新型コロナウイルスの感染拡大による民間投資の先行き減退懸念からゼネコンの受注競争が起こっており、値上げを巡って綱引きが激化する可能性もある。