2020年11月19日号

4;逆風に強い経営体質に～太平洋セメント

太平洋セメントが逆風に強い経営体質になってきた。２０２１年３月期の連結営業利益は前期に比べて２０億円増の６３０億円と予想。米国でのセメント・生コン事業がけん引役で、１０日の２０年４～９月期の決算発表に合わせて従来予想から８０億円引き上げた。新型コロナウイルス感染症の影響を受けたが、７年連続で６００億円を超える見通しだ。１１日の決算説明会で不死原正文社長は「グループの足腰は強くなっている。国内需要が４０００万トンでもきちんとやれる（利益を上げられる）グループとなった」と強調した。