2020年10月29日号
2;10年ぶり、2000万トン割れ~セメント上期
セメント協会が22日発表した2020年度上期(4~9月)のセメントの国内需要は前年同期比6・4%減の1905万1千トン(9月輸入推定)となり、上期では10年ぶりに2000万トンを割り込んだ。需要地の東京で不振が続いたことに加え、東北での震災復興、北陸での新幹線延伸、九州での災害復旧などが一巡した。10月の国内販売(輸入除く)は25日時点の1日当たり前年比で4・6%と低空飛行が続く。今年度の国内需要は4000万トン割れが現実味を帯びてきた。