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2020年10月15日号

2;東京地区で復調の兆し~関東一区生コン出荷

関東一区で共販事業を行う生コン15協同組合の2020年度上期(4~9月)の生コン出荷数量は前年同期比8・0%減の512万8千m3となった。東京地区の不振が主因。出荷規模の大きい神奈川や三多摩も2ケタの減少に沈んだ。一方、横須賀地区は火力発電所、千葉西部、千葉北部は物流倉庫などがけん引して2ケタの伸びを確保した。下期は東京地区で減少基調に歯止めがかかり、年度末にかけて盛り上がりを見せそうだ。ただ、先行きの視界が晴れたわけではない。新型コロナウイルスの感染拡大の影響はおおむね解消されたものの、現場の人手不足などによる工期の遅れや着工の先延ばしといった下押しリスクがなおつきまとう。