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2020年05月21日号

2;RC比率2年連続増、S造化に歯止め

建築物件で生コン原単位(使用量)の多い鉄筋コンクリート(RC)造のシェアが回復してきた。2019年度の建築着工床面積は前年比4・7%減の1億2494万m2と3年連続で減少したが、RC造は0・2%増の2270万m2となった。構成比も0・9ポイント増の18・2%と2年連続のプラスとなった。一方で鉄骨(S)造は、10・2%減の4492万8千m2と3年ぶりに5000万m2を割り込み、構成比は2・2ポイント下落して36・0%となった。18年度からのボルト不足や鉄骨価格の上昇で工期遅延が顕在化し、S造化に歯止めがかかったとみられる。