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2020年03月05日号

2;過去最低の260万m3に~東京生コン協組

東京都心で生コン需要の低迷が長期化している。今年度の東京地区生コンクリート協同組合(中央区、斎藤昇一理事長)の生コン出荷数量は前年度に比べて約100万m3減の260万m3程度となり、過去最低を更新する見通しになった。現場の人手不足などを背景に、新規着工が遅れ、工事の端境期が続いている。2020年度は一転、330万m3と大台に戻る見込み。ただ、上期はオリンピック・パラリンピック開催による工事停滞もあって低空飛行が続き、本格回復は下期以降になりそう。同協組が今春から着手する値上げにとって需要不振は逆風となるが、「強い姿勢を貫いていく」(斎藤理事長)と一気の満額浸透を目指す構えだ。