2006年04月27日号
3:中国砂禁輸~代替砂「安定調達」最優先 砕砂・石灰石砕砂が中心に
中国の川砂輸出停止問題で、関西の生コン生産会社は代替砂の確保、社内基準や大臣認定の材料変更手続きなど対応に追われている。組合員の約4割、50工場が中国砂を使用する大阪広域生コン協同組合は、在庫や代替砂確保状況の確認を急いでいる。一方で神戸生コン協同組合は中国砂を使う組合員5社のうち2社が石灰石砕砂への変更を済ませ、残る3社も在庫があるうちに材料変更手続きが間に合う見通しになった。 ゼネコンは今回のような事態が再発しないように「安定調達」を最優先に代替砂を選定・確保するよう生コンに要請している模様。砕砂と石灰砕砂の混合砂が代替の主流になる公算が大きい。その隙間をスラグ砂などで補うという見方もある。