2018年03月01日号

2;新社長に不死原専務～太平洋セメント

太平洋セメントは２月２７日、４月１日付で不死原正文取締役専務執行役員（セメント事業本部長）が社長に昇格する人事を決めたと発表した。６年ぶりのトップ交代。福田修二社長は代表権のない会長に就く。新たな体制で２０１８年度から始まる３か年の新中期経営計画に臨む。同日開かれた会見で不死原専務は「成長投資」を積極化する方針を表明した。主戦場の環太平洋においてセメント事業にとどまらず、資源事業や環境事業を展開していく。同社は今年１０月に設立２０年の大きな節目を迎える。次の２０年に向けてどういう方向性を示すかが新社長に課せられた経営課題となる。