2008年09月18日号
1:生コン~納品書に単位量記載へ 動荷重 厳しい水の許容値
2010年(平成22年)4月1日から、生コン1立方メートル中のセメント、水、骨材などの単位量を「レディーミクスト納品書」に記載することが制度化されるが、生コン業界では不安の声が広がっている。
納品書に記載する単位量は①標準配合②修正配合③計量読取記録から算出したもの④計量印字記録から算出したもの⑤計量印字記録から自動算出したもの――の5つから生コン工場が任意に選択できる。ここで、一つの問題が「水」。印字記録から単位量を算出する場合、いまの考え方では細骨材の表面水も水として単位量に換算されることから、表面水の動き方などによって配合計画書(標準配合、あるいは修正標準配合)に対し、動荷重の許容値±1%以内を外れるケースが出てくる恐れがあるという。