文字サイズ(変更方法 文字サイズを大きく 文字サイズを小さく
2008年08月28日号

4:神奈川工組六会問題委~圧縮強度試験を公開

 神奈川県生コンクリート工業組合(飯田康勝理事長)の六会コンクリート問題に関する調査対策委員会(池田尚治委員長=横浜国立大学名誉教授)は26日、茅ヶ崎市内で溶融スラグ細骨材を混入したコンクリート性状の確認試験を公開した。圧縮強度試験の結果、溶融スラグを使用したものとしないもので、強度に差が出なかったことがわかった。この結果を受けて池田委員長は「当初の予想通り、構造物の強度に影響がないことがわかった」としたものの、今後材齢56日、91日の圧縮強度試験を実施するほか、乾燥収縮試験や中性化試験を行うなど、溶融スラグを用いたコンクリート性状について注意深く観察すると強調した。