2006年03月30日号
3:セメント内需想定~来年度は5700万㌧ 在庫は低水準 逼迫再燃も
セメント協会は23日、2006年度のセメントの国内需要は、今年度実績見込みに比べ3・4%減の5700万㌧程度になる見通し、と発表した。統計開始以来初めて民需向けが官需向けを上回る模様。既に生コンの官民比率は逆転しているが、公共投資の削減を背景に、セメントの需要構造も民需主導に転じる。在庫は380万―400万㌧と引き続き低い水準で推移する見込みで、需給動向や天候などによっては需給逼迫問題が再燃する可能性もある。