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2017年02月02日号

5;終盤から復調の兆し~セメント内需

セメント協会が1月26日発表した2016年のセメントの国内需要は前年比4・1%減の4160万トン(12月輸入は見込み)となり、8650万8千トンでピークをつけた91年以降で過去最低となった。これまでの最低は10年の4176万トンだった。官公需、民需とも不振が続くなかで、RC造からS造への構造変更など悪化要因が重なった。ただ、単月ベースでは12月も前年実績を上回り、2か月連続の増加となった。1月もプラスとなったもようで、需要復調の兆しが鮮明になっている。