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2008年08月21日号

4:宮崎県最大手 志多組が民事再生~生コン 1億超の負債

 宮崎県の最大手建設業者、志多組が8日、民事再生法の適用を申請、15日に承認された。同社は宮崎県内で圧倒的なシェアを誇る建設業者で、昨年度の売上高は約400億円。調査機関によると、負債総額は278億円の見通し。
 同社は公共事業削減や同業者間の競争激化などから、首都圏でのマンション建設に進出。売上の半分を占めるようになっていたが、昨年の建築基準法改正で建築確認申請に遅れが発生、またサブプライムローンの影響も受け、未収金が発生していた。
 一方、県内の生コン業界への影響は深刻である。同社の民事再生法の適用で県内の生コン協組に合算で1億円超の負債が発生する見通し。