2017年01月12日号
3;出荷底打ちの気配~生コン
減少が続いていた生コン出荷に底打ちの気配が出てきた。全生両連合会が12月27日公表した11月の生コン出荷量(非組合員は推定)は前年同月比3・8%増の777万4千m3と、26か月ぶりのプラスとなった。官公需は1・8%増の326万9千m3で26か月ぶり、民需は450万5千m3の2か月ぶりのプラスとなった。稼働日数は前年同月に比べ1日多かったものの、その分を加味してもほぼ前年から横ばいの水準で、年明けから東京オリンピック・パラリンピックの関連工事、熊本地震の復興工事、近畿や九州で民需が回復する兆しがみられることから、全生連は「1月以降はプラスに転じる」とみている。