2008年07月24日号
5:二次製品~鉄筋価格の上昇続く 製品単価改定が不可欠
鋼材価格の高騰が続いている。東京の7月の異形棒鋼(SD295A・D16、物価版)は㌧当たり10万7000円と過去最高の価格になっている。今月4月と比べると2万2000円上昇しており、鋼材価格の上昇に歯止めがかかっていない。今後も価格上昇が続くとの見方が強く、どの価格で落ち着くのか分からない状況である。一方、コンクリート二次製品メーカーや製品協同組合は各種資材価格の高騰を受け、4月に値上げを打ち出しているが、物価版など積算価格への反応は鈍い。軽量気泡コンクリート製品(ALC)メーカーでは再値上げを打ち出しており、同様に他のメーカーも早急の価格転嫁が求められている。